株式分割とは

株式分割とは

株式分割とは
株式分割とは、資本金の額を変えることなく、1株を2株や3株など、複数の株式に分ける手続きです。
この手続きにより、発行済株式数が増加し、1株あたりの価格が分割割合に応じて下がります。
株式分割は主に、次のような目的で行われます。
  • 株式の市場価格が高くなりすぎた際に、投資家が買いやすい価格帯に調整する
  • 株主数を増やし、流動性(売買のしやすさ)を高める
  • 上場基準の一つである「株主数の確保」に対応する
株主と会社の双方にとってのメリット
  • 株価が下がることで、個人投資家にとって購入のハードルが下がります
  • 流動性が高まることで、市場における株式の取引が活発化します。
  • 株主が増えれば、会社にとっては時価総額(企業価値)や市場注目度の向上にもつながる可能性があります。
ただし、株式分割自体は株主の「保有比率」や「会社の価値」に直接の変化を与えるものではありません。
株式分割を行ったからといって必ずしも株価が上昇するとは限らず、場合によっては値下がりすることもあります。
実務上のポイント
  • 株式分割は、取締役会決議によって行うことができます(※発行可能株式総数の変更が必要な場合は株主総会決議も必要)。
  • 分割後の株式数や効力発生日は、登記や株主への通知を通じて明示されます。
  • 上場会社の場合、投資家や市場への影響を踏まえてIR(情報開示)が必須となります。
まとめ
株式分割は、株価調整や株主拡大を目的とした資本政策の一環として活用されます。
適切なタイミングで実施することで、会社と株主の双方にメリットをもたらす可能性がありますが、市場の反応も加味して慎重な運用が求められます。
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