会社印の種類

会社設立に用意する印鑑には、主に次の3種類があります。それぞれ使用場面や登録の有無が異なります。

【1】代表印(会社の実印)

会社の「正式な印鑑」として、最も重要な役割を担う印鑑です。

  1. 設立時に法務局(登記所)に届け出て登録されます。
  2. 印鑑のサイズは「1辺が1cm以上3cm以内の正方形に収まる」ことが法律で定められています。
  3. 一般的には、円周部に会社名、中央に「代表取締役」などの役職名を刻印します。
  4. 取引契約書、不動産登記、官公庁の届出など、重要な書類に使用されます。
  5. この印鑑は会社そのものではなく、代表者個人に紐づいて法務局に登録されるため、複数の代表者がいる場合はそれぞれが登録する必要があります。
【2】銀行印

金融機関との取引に使用する専用の印鑑です。

  1. 銀行口座の開設、小切手や手形の発行などに使用されます。
  2. 円周部分に会社名、中央に「銀行之印」などを入れるのが一般的です。
  3. 代表印と兼用することも可能ですが、セキュリティの観点からは別に作成するのが一般的です
【3】角印

日常的な業務書類に使われる、会社の認印のような印鑑です。

  1. 請求書、領収書、見積書、納品書、社内文書などに押印されます。
  2. 法務局などへの登録や届出は不要です。
  3. 印鑑のサイズには法律上の制限はなく、一般的には2センチ角ほどのものが使われます。
  4. 基本的に社名のみが刻印されます。
印鑑の管理について
代表印は非常に重要な印鑑であるため、代表者が厳重に管理する必要があります。
紛失や盗難に備えて、使用者を限定し、保管場所にも十分な注意を払いましょう。
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