会社設立の書類作成と電子定款、現物出資対応


会社設立(都市シリーズ5)長野県

aki_0134.gif3日前の話になりますが、弊社がお世話になっている方から毎年この時期になるとおいしいブドウが送られて来るのですが、今年もその日宅急便にてブドウが届きました。

去年は品種で言えば、巨峰でした。とても美味しかったので、今回も箱を開けたら大きな紫の粒がフワッとした薄紙に包まれていたのを見て思わずひと房を手にとってみました。
すると、「このブドウは種なしです。皮ごと食べられます」という札がついていました。

 

その注意書きのとおり見た目は巨峰のようですが、皮も柔らかく美味しく種なしのどちらかというとマスカットのような食感のブドウでした。
その名も「ナガノパープル」という品種です。

大人気の巨峰は確かに美味しいけれど、女性に人気があるので「皮を剥くときに指が汚れる」「種があって食べづらい」「子供の服が汚れる」などのマイナス意見が多かったらしいのです。
そこで、長野県特産の巨峰をベースにして、皮ごと食べられるロザリオビアンコを交配し、1年の歳月を掛けて作られたのが、この「ナガノパープル」なのです。

 
ブドウの中のひとつの品種ということではなく、ブドウに似たまったく新しい果物という概念で作られた新フルーツだそうです。
確かに、ブドウとしては粒が大きくまるでプルーンのような色と艶です。しかし、非常に甘くとても満足感のある果物です。
ナガノパープルは長野県の葡萄生産者のみが生産・販売できるオンリーワン商品だそうです。
 
長野県に昨年行きましたが、信濃鉄道から眺める景色は山と大きく広がる果樹園だったことが印象的でした。
果物栽培農家や会社はたくさんの野菜や果物が外国からも輸入されている大変な業界だと思いますが、長野県にこだわり安全で満足度の高い果物の開発・栽培・流通と10年の歳月をかけての努力は農家という枠を超えた素晴らしい事業だと思いました。

 
やはり既成の職業観にとらわれず、本業に根を張り独自のアイディアを元に発展的な事業を展開して行くということが今後の産業の活性化や起業に結びついていくものなんですね・・・という感想を1粒の果実から学びました。

日時:2008年09月24日 18:50