会社設立の書類作成と電子定款、現物出資対応


企業のエコへの取組みは消費者参加型に・・・

「カーボンオフセット」という言葉をご存知でしょうか?
筆者は最近まで知らなかった言葉でしたが、近頃日本でも浸透しつつある取組みで知らなかったのはちょっと恥ずかしいことだったかも・・・と思います。
これから会社設立をする方は業種によっては関連性があることと思いますし、また一般的な業種の方でも日常的に取り組める事柄ですので皆様と考えて行きたいと思います。bn11-7.gif


 
カーボンオフセットとは、日常や企業の経済活動で排出している温暖ガス・・・主なものはCO2なのですが、排出枠の調達や再生可能エネルギーによる発電(=グリーン)等に投資することで埋め合わせする=つまりオフセットするという考え方にもとづく経済活動のことを言います。
アメリカやヨーロッパではかなり活発らしいのですが、日本においてもコンビニや旅行商品や飲料やお菓子などにあらかじめ排出枠の調達費用などを含めた価格で商品を販売するなどといった手法でオフセット商品が次々と販売されているようです。

 

京都議定書で、二酸化炭素などの温室効果ガスの削減を2008年から12年までに各国が行うことを定めていて、日本は1990年の排出量から6%を減らした量を実現しなければならないのに対し、2005年の調べでは逆に7.8%も増えていて、国も経済界も目標を達成するために取組みが必至なのはいうまでもありません。

 
このように見ると、今現在では地球規模でのエコ対策は大企業にゆだねられているようですが、今後法人税や消費税のように会社はエコ対策のために何かしらの義務を金銭的に負担していかなければならない時代が到来するようになるように思います。
これから会社を設立する方もすでに会社を経営なさっている方も、事務所内のエアコンの温度やクールビズだけではなく今から可能な限りCO2削減への取組みを会社の業務に取り入れていかないと後々大きなツケが回ってくることを頭にいれておかなければならないでしょう。
おそらく、年々増えつつあるCO2の削減の目標値をクリヤーするのは極めて困難だと思うので、おいおい排出枠の調達費用を企業=会社に求めてくる事になるような気がします。

しかしながら、会社内での取り組みも限度があると思いますので、今回紹介した「カーボンオフセット商品」などを購入することは大変有意義なことだと思います。

日時:2008年08月01日 17:47